2007年02月11日

「子供心と町の空」

第2話

ところで、彼の名前は金田(かねだ)正信(まさのぶ)、通称“まーちゃん”、小学4年生。

成績はふつう、運動もふつう。

たったひとつの特技は工作。なんでも工夫して作ってしまいます。

そんな彼は、人情豊かな町で、多くの人たちと、多くの友達に囲まれて成長してきました。

さて、カッちゃんを呼びに行ったお母さんは、行ったっきり戻ってきません。

まーちゃんは更にそわそわしてきました。

「カン、カン、カン・・・」

あ!始まっちゃう!

この音はどこかで聞いたことのある音。そう、火の用心の拍子木と同じ音です。

紙芝居のおじさんは、いつも紙芝居のはじまりに、この拍子木を鳴らします。

この音が聞こえると、辺りの家から続々と子供が飛び出してきます。

暖かな春の空、ゆったりと流れていた時間が、一変します。

紙芝居の周りは、ちょっとしたお祭りのように賑わうのです。

そういえば、カッちゃんとお母さんはどうしちゃったんでしょう・・・次回へ


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この記事へのコメント
いいところで・・・次回へ は本物の紙芝居みたくぃですね、
楽しみにしています。
Posted by あかり at 2007年02月17日 15:43
ありがとうございます。
いろいろとやることが多くてなかなか進みませんが。
気長に待って下さい。
Posted by 伝道師 at 2007年02月18日 22:13
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